たくらんけ
馬鹿な奴という意味なのですが、微妙なニュアンスがあります。
私が知っている限りでは、とんでもない馬鹿だったり、おかしくなっている状態を指している様です。
よく似た意味の北海道弁に『はんかくさい』があります。こちらはどちらかというと馬鹿げているとか、とろくさいとか、情けない馬鹿さに使いますが、 たくらんけはもう少し強めです。叱ったり罵倒したり、言い争ったりするときに使います。
例えば、子供達が遊んでいて服を汚してしまったときなどは『お前だら、はんかくさいな』と言い、お父さんの大切にしている物を壊してしまった場合な どは『この、たくらんけが!』と怒鳴ります。
「花子、お前、ゆんべどこさ行ってた?」
(花子、あなたは、昨日の夜はどこへ行ってた?)
「友達のとこさ行ってた」
(友達のところへ行ってました)
「ウソこくでね、男んとこさ泊まってきたんだべ、父さんわがってんだ」
(うそをつくなよ、男のところへ泊まって来たんだろう、お父さんは知っているんだよ)
「このたくらんけが、その男さ連れて来い!」
(この馬鹿たれが、その男を連れてきなさい)
というような雰囲気で使います。
もうひとつ、この様な使い方もします。
「こないだ、彼女とはじめてデートしてよ」
(この間、彼女とはじめてデートをしてさ)
「甘いカクテルば何杯も飲まして、たくらんけにしようとしたんだ」
(甘いカクテルを何杯も飲ませて、泥酔させようとしたんだ)
「したけど、俺が先に酔っぱけてよ。寝てしまったべや。して、起きたらいないやつよ」
(だけど、私が先に酔っぱらってしまってさ。寝てしまいましたよ。そして、起きたらいなくなってしまってたよ)
「お前だら、ほっんと、はんかくさいもな」
(君は本当に馬鹿だねぇ)
そう言えば昔『バーたくらんけ』という、すごい名前の店があったなぁ
